企業経営を行っていると、資金繰りが苦しくなる場面があり、そのような場合に頼りになるのが銀行です。大企業であれば、法人向け銀行融資が簡単に借りられるかもしれませんが、中小企業や零細企業、個人事業主の場合は、銀行から借入をする際、いくつかのポイントをおさえておく必要があります。今回は、法人が銀行から借り入れる際のポイントについてご説明します。

法人向け銀行融資

中小企業の経営者や個人事業主が銀行から融資を受ける場合、担保付きローンと無担保のビジネスローンという二つの選択肢があります。しかし、小さな企業経営者の場合、担保になるような自社ビルや土地を保有していることは少なく、ほとんどの場合、無担保のビジネスローンを申し込むことになります。

法人向け銀行融資:ビジネスローンの特徴

ビジネスローンは、事業者ローンとも言われており、銀行だけではなく、消費者金融会社やノンバンクなども提供しています。銀行からビジネスローンを借りるメリットとしては、ノンバンクや消費者金融会社の事業者ローンと比較して、金利が低めに設定されていることです。

銀行は、預金者からゼロに近い金利で預金を集めることができ、市場から直接資金調達を行わなければならない消費者金融会社やノンバンクよりも低い金利でビジネスローンを法人に提供することができます。しかし、銀行のビジネスローンは消費者金融会社やノンバンクよりも審査時間が長くなる傾向にあるため経営者は急な資金が必要な場合に備えて、消費者金融会社やノンバンクとも取引しているケースがあります。

銀行から融資を受けるには

ビジネスローンを銀行から借りる場合、決算書を提出することになります。ビジネスローンは無担保であるため、貸し倒れが発生してしまうと、ローンが焦げ付く可能性が高くなります。そのため、融資希望を行っている法人の決算書を銀行は細かくチェックし、問題がないと判断すれば審査を通過して、融資を行うことになります。

銀行融資の金利

銀行のビジネスローンは金利が低めになっていますが、それでも7パーセントから8パーセント程度の金利はかかることが一般的です。事業が好調な法人であれば、この程度の金利で借入することができますが、決算が苦しいところの場合、金利は高めに設定される傾向にあります。

審査の基準はシビア

直近2年以内に赤字を計上している法人の場合、ビジネスローンの審査がおりない可能性があります。その場合、融資を受けられないため、別の金融機関からの融資を受けるなどの金策を考える必要があります。

さらに、融資希望企業がきちんと税金を納めているかも、銀行はチェックします。納税が遅れている場合には、審査がおりないケースがあり、経営者は納税に気をつけなければいけないことになります。

銀行の場合、担当者が2年から3年で交代する傾向にあり、長い関係を保つことが難しい傾向にあります。そのため、銀行の担当者が自社に訪れた際には、できるだけ挨拶をかわし、会話をしておくことが重要です。これをやっておくことで、融資を受ける際、スムーズに手続きを進められる可能性が高くなります。