「お金を借りる」という言葉で連想するのは、「消費者金融」や「銀行カードローン」といったものでしょう。お金を借りる対象としては、いわゆる「貸金業者」が第一に思い浮かぶわけです。しかし何もお金は貸金業者しか貸してくれないわけではありません。知人からお金を借りる、という方法もあるのです。

こちらでは家族や友人、そして知人や会社の同僚から個人的にお金を借りる、ということについて徹底解説します。

個人的にお金を借りるということのメリットだけではなくトラブルについても焦点を当てます。さらにお金を借りたことで人間関係にヒビが入ってしまう可能性もあるので、お金を借りたあとも関係を円満に保つためにはどういったことが必要なのか、ということにも注目してみました。

家族・友人・同僚から個人的にお金を借りるメリットとは

個人的にお金を借りるメリット
特別になにか手順があるわけではない個人的な借入は口約束でも行うことができますので金額が大きくなければ日常的に行っている方もいるかと思います。

しかし借りたら返さなければ行けませんから期日通りに返済になければその人との関係を悪化させてしまうこともあります。

簡単に借りれてしまう方法なだけにもし後々トラブルも多くメリットも非常に大きいですがしっかりと対応することがとても大事です。

当人同士の合意だけで簡単に借りれてしまうと言うメリットのほかにもどのようなものがあるんか少し見てみましょう。

個人信用情報に記載されない

カードローンやクレジットカードの申込みが通りやすくなります。

消費者金融の利用や銀行カードローンの利用については、個人信用情報に記載されます。要はすでに借金をしている、という情報が金融業者に出回ってしまうわけです。

カードローンやクレジットカードを申し込むと、審査が必ず実施されます。あなたが信用できる人物であるのかを、カードローンやクレジットカードの利用履歴から確認するわけです。

個人間のお金の貸し借りについては、個人信用情報に情報が記載されることはありません。借金をしていない、と判断されるのでカードローンやクレジットカードなどの審査が有利になるわけです。

利息ゼロで借りられる可能性あり

  • 消費者金融の最高実質年率の相場・・・18.0%程度
  • 銀行カードローンの最高実質年率の相場・・・15.0%程度

家族や友人そして知人からの借金の最大のメリットとしても挙げられる利息の問題。貸金業者からお金を借りるとなると、利息が必ず発生します。彼らはビジネスとしてお金を貸すので、利益を得なければなりません。利息は彼らの利益となるわけです。

一方で個人的にお金を借りることに関しては、相手との関係性によっては無利息になる可能性もあります。借りた分だけ返済すれば良い、というケースも考えられるのです。

返済の融通がきく可能性あり

「今月は返済が厳しいので待って欲しい」
「借りてからしばらくは返済が難しいので○ヶ月待って欲しい」

個人的にお金を借りる場合には、上記のようなお願いをすることも可能です。返済している最中に冠婚葬祭があり臨時の出費が発生してしまうこともあるでしょう。そういった場合にも融通がきくわけです。

一方で貸金業者から借り入れを行う場合には、借り入れた翌日から基本的には返済が発生します。そこからは毎月返済をしていかなければなりません。
仮に返済が遅れてしまうような事があると個人信用情報に傷がついてしまいます。遅延損害金も発生します。

※遅延損害金・・・返済が遅れた場合に適用される実質年率のこと。通常の実質年率よりも高く設定されている。

家族・友人・同僚から個人的にお金を借りるデメリット(トラブル)とは

個人的にお金を借りるデメリット(トラブル)
約束と違う、全然連絡ない、本当に返済できるの?

などなど個人的にお金を借りるときのトラブルは一貫して返済に関してです。そこから発生する問題とそのデメリットを知ればお金を借りる際に相手に対してどういう約束をすればいいのか、契約書を作るのならば何を記載すればいいのかヒントになることでしょう。

書面をもってしっかりと対応すれば貸す側の安心にもなりますので少し手間はかかりますが誠意や姿勢を表すことにもなりますので以下のトラブルを避けたいのであれば必ず行うべきといえます。

では個人的にお金を借りるデメリット(トラブル)とは具体的にどのようなことがあるのでしょうか?

信頼関係が崩れてしまう

返済が遅れてしまったり、借金を踏み倒してしまったりするとその相手との関係は破綻してしまいます。家族にお金を借りてトラブルに発展してしまうと、噂が広まり家族だけではなく親族とも関係がうまくいかなくなるかもしれません。

友人にお金を借りてトラブルを起こしてしまうと、その話が他の友人達に伝わってしまい立場をなくすこともあるでしょう。同僚とのトラブルに関してはもっと深刻で、職場での立場が危うくなってしまうかもしれません。

効率な利息率の設定や一括返済が求められることも

相手との立場関係に差がつくことになり、借り手は貸し手よりも弱い立場になってしまいます。結果的に貸してから様々な要求を受けるようになる可能性もあるのです。

「最初は無利子のはずだったけど、年20.0%の利息を求められてしまった。」
「しっかりと返済していたのに、いきなり借金残額の一括返済を求められてしまった。」

上記のようなケースは枚挙のいとまがありません。
そもそも個人間の貸し借りの場合は、正式な契約文書が作成されないことがほとんどです。その結果、貸し手の身勝手な要求に振り回されてしまう、ということも考えられるわけです。

そもそも貸してくれる人がいないことも

個人的にお金を借りる、といっても相手がいなければ始まりません。

家族に借金をお願いしても拒否されてしまうかもしれません。友人・知人にそもそも借金をお願いできる相手がいない、という方もいるでしょう。

お金を貸してくれるように頼むのも勇気がいることです。場合によってはその相手との縁が切れてしまうこともありえます。
借金のお願いをしてくるということは「お金目的で付き合っている」と思われてしまうこともあるのです。

個人的にお金を借りるとは思っている以上に慎重に行わないと本当に大切な信用を失うリスクがあるのでしっかりと考えた上で行うことが求められます。

個人的にお金を借りる時のトラブルを避けるコツ

お金を借りる時のトラブルを避けるコツ
メリット・デメリットをご紹介しましたが、それをふまえた上でどのようにお金を借りるべきかその対策とコツを考えてみましょう。

貸す方にとって最も信用できて、安心感があるのは間違いなく書面を交わした約束をすること。

これをすることによって言った、言ってないで揉めることはなくなります。

しっかりと返す意思があって貸してもらうのであればお互いに納得の行く借用書を作れますのでしっかりと話し合った上で契約書を一枚作りましょう。

借用書を作成する

お金のやり取りをすることになるので、契約書を作成しておくべきです。双方がその契約内容に則ってお金の貸し借り、そして返済を行うことになります。

作ったこともなければ内容なんてわからない、何を書けばいいのと悩まなくても大丈夫です。

契約書(借用書)の内容はそれほど難しいものではありません。

  • 双方の名前と印鑑
  • 双方の住所
  • 作成日時
  • 金額
  • お金を渡した日付
  • 返済方法
  • 返済期日

上記が法的に効力を持った借用書として最低限必要な情報になります。
さらに利息や遅延損害金などを設定したい場合には、それらの情報を加えて作成しましょう。

皆様がイメージする借用書(契約書)とは何か難しい言葉で形式張った書き方をしなくてはいけないと思いがちですが、根本的に内容がわかれば書き方に問題はありません。

書面に記載されている事を合意しましたよと記録を残すためのものになりますのでそこまで難しく考えなくても大丈夫です。

返済期日を守ること

貸し手を安心させるためにも、返済は確実に行ってください。

どうしても遅れそうな場合には、前もって連絡して理由を述べておきましょう。さらにいつまでなら返済できる、ということを伝えておくべきです。1回程度の返済の遅れであれば許してもらえるかもしれません。

なぜお金が必要なのか|その理由をはっきり伝える

何のためにお金を貸すのか、ということを伝えておくことで相手を納得させられます。正当な理由であれば、お金を借りられる可能性も高くなるはずです。

一方で理由をはっきりさせず「とにかく貸して欲しい」の一点張りでは、相手に不信感を持たれてしまっても仕方ありません。

あくまでも個人間での貸し借りとなりますので貸す人の立場も考えてしっかりとした姿勢で臨むことが必要とされます。

もし個人的な借入がどうしても難しい場合は、金利はかかりますがカードローンや消費者金融を検討してもよいでしょう。

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