不動産担保ローン
お金が足りなくて困っている、という方の一つの選択肢に入ってくるのが「不動産担保ローン」です。その名の通りに、不動産(土地・建物)を担保に入れて融資を受けることになります。

こちらでは不動産担保ローンを利用した資金調達の流れや申し込みから融資が実行されるまでの期間、さらに他のローンと比べてどのようなメリットがあるのか・違いがあるのか、ということを明らかにしていきます。

高額の借り入れを検討している、という方は必見です。

不動産担保ローン利用の流れ

  1. 相談の申込み(仮審査申し込み)
  2. 仮審査OK
  3. 本審査申し込み
  4. 必要書類の提出
  5. 本審査OK
  6. 契約の実施
  7. 融資の実施

相談の申込み(仮審査の申込み+仮審査)

不動産担保ローンはいきなり本審査に申し込みができるわけではありません。まずは仮審査に仮申込みをする、という段階を経なければならないのです。

相談の申し込みに関しては各業者のホームページの専用フォームを利用したり、電話やFAXなどを利用したりすることも可能です。

相談の申込時には幾つかの情報を提供することになるので、前もってローンの内容について考えておく必要があります。

相談時に業者側に伝えること

  • 物件情報(所在地や広さなど)
  • 借入希望額
  • 融資金の使途

以上のことを伝え仮審査が行われます。

仮審査の結果が示される

仮審査の結果は、早ければ当日中に教えてもらえます。
ノンバンク系の不動産ローンの場合は審査結果が早く出る傾向があるので、遅くても数日中には何らかの回答があるはずです。

仮審査の結果がOKであった場合は手続きが進みます。

申込み

こちらは仮申込ではなく、「本申込」となっています。本審査を受けるために申し込みを再び行うことになるわけです。

借り入れ申込書が用意されていると思うので、そちらの必要事項に対して記入を実施します。

申込方法は来店の他に郵送対応してくれるところもあります。また業者の融資担当者が会社や店舗などに訪問して実施されることもあるので、選択肢が用意されている場合は都合の良い物を選びましょう。

申し込みをした後は業者側が信用情報などをチェックするなど審査を実施します。銀行などで大きな規模の不動産担保ローンを組む場合には、実際に不動産のチェックを行います。一方で少額な不動産担保ローンの場合には、周辺の地価などを調べて不動産価値を計算する程度です。

本申込時には必要書類も提出しなければなりません。

不動産担保ローン利用時に必要になる書類例

  • 本人確認書類(運転免許証やパスポート)
  • 不動産系の書類(不動産登記簿謄本や公図、建築図面や固定資産税評価証明書など)
  • 担保不動産のローン残高が分かるもの(ローンがある場合のみ)
  • 税金系の書類(納税証明書や固定資産税納付書など)
  • 法人系の書類(法人の場合のみ。決算報告書や事業計画書、商業登記簿謄本など)

本審査結果が伝えられる

本審査結果は、早ければ翌日、遅ければ1週間程度で示されます。

審査結果がNGであった場合は融資を受けられません。ここで手続きは終了となってしまいます。

審査結果がOKであった場合には、今度は契約日時の相談に入ります。いつ契約をして、いつ融資を実行していくのかを決めるわけです。

契約手続き

契約に関しては、申込者の店舗や会社で行われることもあります。業者の店舗に来店して契約手続きを行うこともあります。

不動産担保ローンは他のローンに比べて契約の時間がかかります。契約の事前説明や写しのこうづなど幾つかの手順を踏まなければならないからです。

不動産の数が一つではなく複数に及ぶ場合には、さらに時間がかかってしまいます。

契約手続き時には「印鑑証明書」が必要になります。

融資の実施

事前に決めておいた融資実施日に振込が行われます。
質した金融機関口座に対して融資金の振込が実施されるわけです。

一般的なフリーキャッシングとは異なり、不動産担保ローンに関しては、諸経費がかかってきます。

不動産担保ローンに掛かる経費

  • 抵当権の抹消登記費用
  • 納税費用など

経費に関しては、ローンから差し引かれることになります。

金融機関に振り込まれた融資金に関しては、基本的に自由に利用できます(目的別ローンの場合は使途が限定される)。

不動産担保ローン利用の流れまとめ

即日は不可!最低でも1週間程度は掛かる

不動産担保ローンはフリーキャッシングのような最短即日融資は不可能です。

時間がかかる理由として、「審査が仮審査と本審査の2段階にわけられている」「担保に入る不動産の調査が実施される」「確認する書類が多い」といったものがあります。

業者の種類によっても融資までの期間が変わってきます。ノンバンク系は審査が早いので1週間から遅くても2週間程度で融資が実行されます。
銀行の場合は審査に時間をかけるので1ヶ月以上かかってしまうケースも少なくありません。

少しでも早く資金調達をしたい場合には、ノンバンク系の不動産担保ローンを利用しましょう。

不動産担保ローンのメリット(他のローンとの違い)

高額の融資が受けやすい

業者側としても、もしも返済がされなかったとしても不動産を手にできるわけです。だからこそ、比較的高額な貸し出しにも対応してくれます。

不動産担保ローンの中には数千万円や数億円の貸し出しに応じてくれることもあり、数百万円の借り入れでは足りない、という方におすすめなのです。

※総量規制も適用されません。

金利が低めである

不動産担保ローンの実質年率は10.0%以下に設定されていることがほとんどです。不動産が担保に入ることにより、貸し倒れが起きたとしてもある程度業者としては回収できます。だからこそ、実質年率を低めに設定できるわけです。

ちなみに銀行系の不動産担保ローンであれば、実質年率が5.0%を下回るケースもあります。

返済期間を長く設定できる

一般のキャッシングローンであれば、長くても5年程度の返済期間となります。
一方で不動産担保ローンの場合は、最長で10年や20年間の返済にも対応しているのです。

返済期間が長いということは、毎月少額の返済にも対応してくれる、というわけです。